パラサイト ラブ
「これから一人で生きていくのに、お前の可愛さは、危険だよ。
俺みたいに親切な振りして、腹ん中ではやばいこと考えてるやつもいっぱい居る。体目当てならまだましな方だ。
イカレた殺人鬼に、生きたままバラバラにされた女子大生を俺は知ってる。
……そういう物騒な世の中なんだ、今は」
その言葉を聞いて、やっと解った。
どうして私にここまで構うのか。
そしてさっき私を襲う振りをしたその真意が。
それでも―――明日ここを出て行くという私の気持ちは揺らがない。
「心配してくれてありがとうございます…でも、私は大丈夫です」
太一さんは私の意志が固いことを悟ると、掴んでいた私の腕を離し、少し淋しそうに目を伏せた。
でもすぐに顔を上げると
「じゃぁ今度こそ寝るか」
そう言って私の頭をぽんぽんと軽く叩いた。