午前0時、夜空の下で
「……ココって何者なの?」

恐る恐る問い掛けたミルフィーユに、心は口を開きかけ――……

「あぁ、目ェ覚めたのか」

入ってきた男の姿に気づき、口を噤んだ。

「リーダー!」

肩を叩かれ、ほがらかな笑顔を返しながら、男は心の方へと歩いてくる。

「よぉ。俺は一〇四五だ。お前、名前は?」

「え、あ……ココです」

名乗れば、ガシガシと心の頭を撫でた。

乱暴な動きだが、どこか優しい。

「リーダー、あたしはミルフィーユ! ココに名前付けてもらったんだよ!!」

嬉しいと言わんばかりの姿に、彼はそうかそうかと相好を崩す。

反乱軍の筆頭というのだからどんな傑物かと思いきや、仲間から慕われるお兄さんといった風体だ。
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