午前0時、夜空の下で
「で、結局お前はどこのモンなの?」

少し奥まった場所に座っていた男から、若干警戒を含んだ声が投げ掛けられ、再び心に視線が集まる。

「副リーダー、ココは……」

「お前は黙ってな」

ぴしゃりと言われてミルフィーユは心配そうにしつつも口を閉ざした。

副リーダーと呼ばれた男は、リーダーとは対照的に気難しそうな外見をしている。

目鼻立ちが整っており、場違いながらも綺麗な人だと心は思った。

副リーダーが鋭く心を睨むと、リーダーの視線も心へと向けられた。

「お前、俺たちと一緒にいて大丈夫なのか?」

先程のやり取りを知らない彼は、眉間にしわを寄せて心を見据える。

「……大丈夫だと思う。黎明館のみんなだったら、分かってくれるだろうし」

あっさりと吐き出された言葉に、心以外の者たちは固まった。

「れ、れいめいかん……?」

恐々と、誰かが呟く。

「……? うん、私はそこで働いてるんだけど……知ってる?」

何気なく問い掛けた心に、全員が唖然とした表情を見せた。

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