午前0時、夜空の下で
「私は第一親衛隊隊長のアルジェンと申します。陛下より、あなたの護衛をするようにと仰せつかっております」

紺色の髪に、深い青の瞳。

クロスリードと違って、アルジェンは軽く微笑んだ。

「滝川心です。あの、もう何が何だかさっぱり分からないんですけど……」

心が不安げに首を傾げると、二人は戸惑ったように互いを見合わせる。

「とりあえず、陛下にお会いしてください。陛下が女性を連れて帰るなど、未だかつてなかったことなので、我々も対応に困っています」

アルジェンの言葉に心は怖気づきそうになったが、何とか耐えて歩き出す。
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