午前0時、夜空の下で
コクリと心が喉を鳴らしたのと、リーダーが振り返ったのは同時だった。

「んなとこでなに突っ立ってんだ」

フッと瞳を和らげた彼に、心もハッと我に返る。

「あ、の……さっきはごめんなさい。偉そうなこと言って」

隣に来いと言うように顎を動かすリーダーに従って、おずおずと傍に寄った。

「アイツになんか言われたのか」

見透かしたようなリーダーの言葉に、心は困惑気味に口ごもる。

「お前の言うことにも一理ある。気にすんな」

そう言って遠くへと視線を移し、リーダーは黙って景色を眺めた。

話し掛けにくい雰囲気に、心も黙ってどこを見るとも無しに視線をさ迷わせていた。

やがて日の出が近いのか、空が朱く色づき始める。
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