午前0時、夜空の下で
彼はいつも仲間を大切にしているが、それ以外の者に対しても寛大だ。

だからこそ多くの者たちに慕われ、こうして皆が集まっている。

「さて、そろそろ着くよ」

飛翔族の男が穏やかに話し掛け、心を地上に降ろそうと翼を動かした。

「……このまま、リーダーたちと一緒に連れていってもらっちゃだめ?」

心がそっと問い掛けると、困惑気味の声が返ってきた。

「うーん。リーダーから、君を無事送り届けるように頼まれてるんだ。反乱に参加して無事にっていうのも無茶な話だけど。わざわざ命を捨てに行くようなことは、しないほうがいいんじゃない?」

「どうしても行きたいの!!」

飛翔族の男は言うことを聞かない子どもに向けるような苦い笑みを浮かべたが、心はそれに気づかない振りをした。
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