午前0時、夜空の下で
ガチャガチャと、賑やかな音が飛び交う。

「グラン、お皿全部洗っちゃうよー?」

「あぁ、すみませんココロ様。お願いします」

心はアルジェンが見守る中、料理長であるグランからの許可を貰い、手際よく皿洗いをしていた。

厨房にいた者たちは、アルジェンから心が王の気に入りの姫であるという説明を受けて戸惑ったものの、女官長の太鼓判と彼女の姫とは思えぬ気安さに気を許したらしく、すっかり心を仲間として受け入れてしまっていた。

「申し訳ありませんがアルジェン様、しばらく外でお待ちください」

逆にアルジェンが邪魔になり、厨房から追い出される始末である。
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