Secret band~男装ドラマー~
「なぁ、大丈夫か?」



「だ、大丈夫です
てか何で若宮君がここに?」



「俺は担任からの罰かな
奥田は?」



「私もそんなところ」


俺はおる事に気づいた。



「なぁ、何で腕を隠してるわけ?」



奥田はまたびっくりした顔をした。



「な、何でもない、何でもない
ちょっと本があたっただけだから大丈夫!
私ちょっとトイレ行ってくるね」



俺は走って行く奥田の腕を見逃さなかった。



青痣できてたな。
多分落ちたときにあの本が腕に当たったんだ。




俺は遅れた分奥田が帰ってくるまで一人で掃除をしていた。
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