教組の花嫁
信者たちに肩を組ませ、まず百合葉は道路の両端を遮断した。そして、道路いっぱいを使って人文字を作り始めた。
「じゃ、始めるわよ」
百合葉は大声で合図を出した。
提灯の列が並び、人文字が夜空に浮かび上がった。
「お」
約50名が、「お」という文字を作った。
「なかなかいいじゃない」
遠くから人文字を見て、百合花が呟いた。
次は、
「め」
続いて、
「で」
「と」
「う」
「!」
提灯が文字と記号を作って行く。