教組の花嫁
 
 「ああ、北河さん ですか」


 ほのかは、百合葉がなぜ北河の話題を持ち出すのか、興味を持った。


 「携帯の番号を教えてくれない」


 ほのかは、アドレス帳を見て電話番号を百合葉に教えた。


 「千葉様、私にも 何か出来る事は ないですか」
 「ありがとう。それだけで結構よ。じゃ、体に気を付けてね」


 百合葉が、自分の用件を言い終わるとさっさと電話を切った。


 (千葉様は、北河に何の用事があったのだろうか)


 (そう言えば、北河の事を、小波さんの親しいカメラマンと、確か千葉様は言っていた。あの女は、どうこの件に、係わっているのだろうか)


 ほのかは、酒がまだ残っている冴えない頭で必死に考えた。


 ほのかは近くのコンビニへ行くと、ペットボトルに入った水と食料品を買った。






 
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