教組の花嫁

 「そんな馬鹿な。千葉君に限って、そんな事があろうはずがない。きっと、何かの間違いだろう」

 道心は、とても信じられない様子。


 「いいえ、間違いではありません。私があなたを捨てて北河に走れば、成功報酬としてさらに900万円を渡すと、千葉様は北河と契約したそうですから」


 小波は言葉に憎しみを込めて、あった事をありのまま道心に伝えた。


 「嘘だろう」
 「いいえ、北河は私に100万円を千葉様に返して欲しいと頼み、仕事の内容を白状しましたから」


 「北河と会ったのか」


 道心は百合葉の件以上に、北河とまだ会い続けている小波に落胆をした。


 「ええ、会いましたわ」
 「まだ、北河とは関係が続いているのか」


 「そうだとしたら、千葉様の思惑に乗って、私を追放なさいますか」


 小波が、ふてぶてしい顔をして言った。






 
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