教組の花嫁
 
 道心は、もがきながら立ち上がり崩れるように床に倒れると、息絶えた。
 百合葉は道心の死を見届けると、ソファーを隅に寄せ、二人が並んで寝るスペースを作った。


 「教祖様。あなたを一人では死なせません」


 百合葉が、自分のコーヒーを道心のそばの床に置いた。


 「私もすぐにそちらに行きますので、待っていてくださいね」


 百合葉が、道心の横に座った。
 百合葉が、道心の手の指と、自分の手の指をしっかりと組み合わせた。



 「あんな女に奪われる位なら・・・」



 百合葉がもう一方の手でコーヒーカップを摑み、それをひと息で飲み込んだ。
 百合葉が横になった。



 「ううう・・・」



 百合葉が、呻きもがいた。
 百合葉は片手を繋いだまま、道心に寄り添うようにして息絶えた。





 
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