教組の花嫁
百合葉の部屋から毒物が検出され、警察は二人の死を百合葉の無理心中として扱った。
道心が亡くなり、小波は永心が成長するまでの間、暫定的に教祖となった。
小波は教祖室で講演の準備をする為、道心の作った筋書きを見ていた。
道心は几帳面な性格で、講演の準備に作った筋書きをファイルに整理して残していた。
小波は、道心が作った筋書きをよく読み分析をした。
道心の筋書きを模倣して、新しい筋書きを作る事は、小波には到底出来ない。
小波には、聖書の知識が全く無かったから。
小波は、道心の筋書きを自分流にアレンジして筋書きを作る事にした。
苦心の末、何とか筋書きが出来た。
小波は、筋書きを要所要所見るだけで話が出来るように猛練習をした。
講演をする日が来た。
小波は、朝から落ち着かなかった。
小波が控え室で、その時を今か今かと待っていた。