教組の花嫁
「頼む。それから、北河によく撮れていると伝言してくれ」
北河が伝言を小波に頼んだ。
「わかりました」
小波は、北河の所に行、編集長の伝言を伝えた。
「へえ、そうか。編集長がそんな事を言っていたか」
北河は嬉しそうな顔をして、鼻を人差し指で擦っている。
「私、編集長の命令で超特急で記事を仕上げないといけなくなったの。403号室にこもって書いているから、何かあったら携帯に電話をして」
「了解」
小波は急いで部屋に戻り、パソコンに向かった。
「よ~し、頑張るぞ」
久し振りの緊張が、電流のように小波の体を走った。