教組の花嫁
「これでよしと」
小波はそれらの写真を山村編集長に送り、記事は後ほど送る旨のメールを添えた。
北河の所に戻る為に部屋を出ようとすると、小波の携帯に電話が入った。
声の主は山村編集長だった。
「俺だ。山村だ。写真は受け取った。よくやった。少し聞くが、受付のような所で、ほのかが座っている写真、あれは何だ」
山村が尋ねた。
「あれは、先日、私がデジカメで撮った写真です。ほのかは失踪する1週間前まで、教団で受付の奉仕をしていたのです。その事は、記事にして書こうと思っていました」
「そうか。わかった。面白くなってきたぞ。何とか、締め切りに間に合わせろ。こちらの用意は整えた。超特急で記事を送れ」
「編集長。何とか頑張ってみます」
小波が高揚した声で。