恋を奏でて


頭の上から低くて小さな声がする。


あたしは震えながら、顔を上げた。


暗闇で顔がよく見えない。


だ、誰なのっ!?


パニックで泣き出しそうになった。


すると、数人の人が走る足音が聞こえてきた。


た、たすけてー!!!


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