眠り姫の唇
このまま行くと、どう考えても二人は自分達の事をそういう仲だと思うだろう。
岩城は、…本当にそれでいいのか?
瑠香は迷っていた。
今の岩城の気持ちが本当に分からない。
この人いったい何をしたいのか。
このまま行くと、前川に確実に勘違いされてしまうのに。
本当に、それでいいのか?
「このまま行くと、お二人に、…その、私の事、こ、恋人って紹介しないといけなくなりますよ?」
岩城さんの気持ちは、それで大丈夫なんですか?
「あ?そのつもりだけど?」
え
え?
え?!
いいの?!
瑠香はただ目を丸くして岩城を見上げる。
岩城はいつもの何を考えているのか分からないポーカーフェイスのままで。
瑠香はただ口を開けて返事出来ずにいた。