愛は魔法を超えるかも☆
「そうよ?悪い?

 生まれた時からお金に苦労しなかったし、

 勉強なんて、大してしなくても出来た。

 運動だって、負けたことなかったの。

 なのに、就職だってコネで一発採用
 
 挫折なんて知らないわ。
 
 純玲とは、同期で、

 お互い励まし合ってやってきた。


 でも、純玲には凪斗さんがいて、

 なんだか、いつも充実してて、

 あたしのことなんか構わないでのろけてばっかり。

 あたし、純玲に負けてるって思いたくなかった。

 だから、とってやりたかったのよ。

 それに凪斗さんだってあたしみたいな、

 なんでも持ってる女と結婚したほうが

 幸せになれるはずよ。

 そう思わない?」


アホか?この女、完全にネジが外れてんな、

何の?


心だ、人の心の部分が理解できてない。


よかった、とんでもないヤツに加担して、


人の人生塗り替えるところだった。
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