「愛」 -レンタル彼氏-【完結】
「飲まないの?」
二人を訝しげな顔で見ていると、伊織がソファに体育座りをしながら首を傾げて尋ねた。
「俺、酒あんま飲めねえから」
「ふうん、見えない」
「そうか?」
「うん、千里はホストっぽい」
「…それって貶してる?」
「褒めてる」
「どこが」
「……わかんない」
じゃあ、褒めてねえだろ。それ。
ホストっぽいって言われて嬉しい奴、どこにいんだ。
「…だけど」
伊織は自分の足を抱き締めてから、膝にちょこんと顎を乗せる。
そして、片手にお酒を持つと独り事の様に呟いた。
「レンタル彼氏をするのにぴったり、に見える」
「……………」
言葉が出なかった。
伊織の回りだけ、時間が止まったかのように見えた。
「よく…わかんねえ、んだけど…」
そう途切れ途切れに尋ねると、
「俺もわかんない」
伊織はくるっとこっちに顔を向けてにこっと笑った。
二人を訝しげな顔で見ていると、伊織がソファに体育座りをしながら首を傾げて尋ねた。
「俺、酒あんま飲めねえから」
「ふうん、見えない」
「そうか?」
「うん、千里はホストっぽい」
「…それって貶してる?」
「褒めてる」
「どこが」
「……わかんない」
じゃあ、褒めてねえだろ。それ。
ホストっぽいって言われて嬉しい奴、どこにいんだ。
「…だけど」
伊織は自分の足を抱き締めてから、膝にちょこんと顎を乗せる。
そして、片手にお酒を持つと独り事の様に呟いた。
「レンタル彼氏をするのにぴったり、に見える」
「……………」
言葉が出なかった。
伊織の回りだけ、時間が止まったかのように見えた。
「よく…わかんねえ、んだけど…」
そう途切れ途切れに尋ねると、
「俺もわかんない」
伊織はくるっとこっちに顔を向けてにこっと笑った。