秘密の片思い 番外編③
「だろ? ほら、テレビ消して寝ようぜ」


愛が手に持っているリモコンを郁斗は取り上げると電源を切った。


それからそれぞれの布団に入ったわけだが、愛はいつもと違う寝方に寝付けない。


いつもはすぐ隣に郁斗がいるのに、今日は遠い。


小さな電球が点けられた室内のおかげで、ぼんやりと郁斗の姿が見える。


郁斗、眠ったかな?


寝つきの良い郁斗だから、もう眠ったかもしれない。


愛はそっと身体を起こして、郁斗の方へ少し擦り寄る。


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