秘密の片思い 番外編③
そこへ眠そうな郁斗の声。


「眠れないのか?」


「う、うん……ごめん、起こしちゃった?」


「いや、寝ていなかった。こっちへ来いよ。それとも俺がそっちに行く?」


「あたしが行く」


愛は枕を持つと、少しずれた郁斗の隣に横たわる。


お互いが向き合うような形で、郁斗の腕が愛の腰を抱き寄せる。


「ベッドじゃないから、身体痛くならないかな? あたしはいいけど、郁斗は大事な身体だから」


「寝心地はいいよ。それに愛がいれば眠れる」


「郁斗……」


互いが顔を寄せ、唇が重なる。

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