ずっと続く青空の下で
「「はい?」」
ハモったあたしと美樹は、間違いなく同じ事を思っただろう。
その反応に悠哉は驚いて、あたし達に思わず視線が向いた。
「あの美人で優しい先輩を振ったの?」
あたしが言いたかった言葉を、先に美樹に言われてしまう。
気付けばアイスを完食していた美樹。
ふと悠哉から美樹に視線を移すと、不思議と美樹の目が真剣に見えた。
でもこれは不思議、ではなくて…実際の事だ。
「…どんだけ美人でも優しくて完璧でも、好きじゃなかったら無理だろ?」
悠哉の言い分は正解だと、今更ながら納得したが…美樹は納得仕切ってないようにも感じ取れた。
人の恋愛に一切無関心の美樹なのに、何故か今は真剣になっている。
あたしの気のせい?
「ま、いいじゃん?コイツの恋愛事情なんて知っても得しないよ」
あたしは半ば強制的に話題を流そうとして、ただでさえぎこちない話なのに余計に半端な空気になってしまった。