ずっと続く青空の下で





少し気になったあたしは、睡魔と戦いながらも日本史を終えた。


この調子だと悠哉は放課後まで姿を現さないと判断し、六限目の物理を抜け出してあたしは屋上に向かう事にした。


多分、居眠りしてずっと屋上で寝ているんだと勝手な思い込みで…


リズム良く軽い足取りで階段を駆け上がり、屋上の扉をガチャッと開ける。


その瞬間、思わず吸い込まれそうな程の真っ青の空が目の前に現れた。


密かに屋上から見る空が、一番大好きでもある。


だけど辺りを見渡すが…悠哉の姿は1ミリもない。


もしかして、あの後家に帰った?


ううん。鞄も教室に置いたままだし、さすがにないか。


あたしは一歩一歩足を踏み入れて、久々に来た屋上からの景色を見つめた。


やっぱ綺麗だな~…なんて浸りながらもチラッとフェンスがある場所に目を止めると…


「………あ」


無意識に声が出てしまって、パッと両手で口を隠した。


何故なら…購買で会った不良ボーイがフェンスに寄りかかりながら寝息を立てて眠っていたから。





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