ずっと続く青空の下で





それを見た彼は、フフッと笑うと空に向かって大きな伸びをした。


その背景では、真っ青とした空の中で午後にも関わらず照り付ける夏の太陽が見える。


日差しで茶髪が綺麗に輝いていて、彼の整った顔立ちがよく分かった。


「ん~…!もう一眠りすっか」


腕組みをして再び瞼を閉じ、あたしが居てもお構い無しのようだ。


そういえば、悠哉…


「あの…ここに2年生の男子生徒来ませんでしたか?」


眠りに入ろうとする彼に恐る恐る問いかけると、彼は不機嫌そうに眉間にシワを寄せた。


「居なかったけど…何?人探し?」


「そんな感じです。居ないようなら他辺りますね」


軽く頭をペコリと下げて言い捨てると、あたしはくるりと背を向けて扉の方へ歩き出す。


寝てる所を邪魔しちゃいけないし、悠哉も居なかったし…教室に戻るかぁ。


扉のドアノブに手を掛けた時。


「俺、3年の千葉連太郎」





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