ずっと続く青空の下で
「別に~。ダルくて保健室行ってた」
咄嗟に浮かび上がった言い訳をつけたあたし。
美樹に話して何か変わる訳でもないだろうし、無駄に口を挟む権利なんてあたしにはない。
結局、その日は悠哉が放課後になっても教室には帰って来なかった。
週に3回程度しかない部活だから、部室はほとんど暇潰しのゲームや漫画等が埋もれている。
次の日、あたしはそのダラけた部室に朝早く立ち寄る事にした。
いつもと同じ時間に家を出れば、きっと悠哉と鉢合わせするだろうけど…顔を合わせた時に浮かぶ言葉が見つからなかったから。
あたしは一人で夏の匂いがする通学路を歩き、校門をくぐってそのまま体育館方面へと足を運んだ。
朝練で張りきってる運動部員は、毎日偉いな~と運動着で体育館へ入って行く生徒を見ながら思った。
体育館横に並ぶ古びた横長のアパートのような建物…それは一つ一つが各部室になっていて、何故か科学部は文化の類なのにここに部室がある。