ずっと続く青空の下で
「……あ」
朝練なんて当然有り得ない科学部は、きっと誰も使用する事はないから、こんな時間に部室が開いてるなんて思えない。
部室の鍵、取ってくるの忘れた…
職員室で保管されている鍵の存在を忘れていたあたしは、部室の扉の前で気付く。
さすがに開いてるわけないよね?
駄目元でドアノブに手を掛けて、軽くひねってみた。
…が。
ガチャリと簡単に回ったドアノブ。
誰も居ないはずなのに、鍵が開いている。
もしかして誰かが鍵を掛け忘れたのかな?
あたしは扉を開けると、電気の付いていない部室が目の前にあった。
やっぱり掛け忘れじゃん…なんて思いながらも、扉の横のスイッチをオンに切り替える。
「え?」
カチッと付いた電気で、部室が明るくなって初めて気付いた。
……そこにはパイプ椅子に座って大きな机に顔を伏せながらスヤスヤ眠る先輩の姿。
「愛花先輩!」