ずっと続く青空の下で
あれから話す雰囲気にも掴めず、HRが始まる余鈴のチャイムが鳴った。
「それじゃ、またね」
愛花先輩は一回家に帰ると言って、部室の鍵をあたしに渡して去ってしまった。
先輩が帰ったのを確認してから、あたしも部室を閉めて鍵を返しに職員室に向かう。
鍵を返す時、職員室の奥の方で何やら生徒と先生が話しているのが目に入った。
明るい茶髪の男子生徒は、すぐに誰だか理解出来た。
昨日の確か…先輩の千葉連太郎だ。
千葉先輩は、先生に叱られているようにも感じ取れる。
「だからー、留年させたいならご自由にどうぞって言ってんだろ」
一段と職員室の中で響いた台詞の主が…千葉先輩だった。
留年?
先輩が言い放った単語に、一瞬だけ寒気を感じた。
「先生は留年させたくて言ってるわけじゃないんだ。このままだと出席日数が足りなくてだな…」
先生も落ち着けと言うように、先輩と同じボリュームで話している。
先輩が留年?