ずっと続く青空の下で





先輩の苛立つ様子が、少し距離のあるあたしにも分かった。


出席日数…先輩、結構サボりがちだったんだ。


あたしさえ普段よくサボったりしているのに、さすがに呼び出された事はない。


だから相当、サボり癖が激しいんだと思った。


先生は先輩の態度にやられたのか、頭をガシガシ掻いてから『もう行っていいぞ』とだけ告げる。


先輩はその言葉に何も返さず、ただ無言で職員室を出ようとしていた。


あ。


扉のすぐ隣で突っ立っていたあたしは、先輩が近付いて来る事に戸惑いが生まれる。


あんな話聞いてたなんて知ったら…


あたしは反射的にパッと背を向け、先輩に顔を見られないように仕向けた。


どんどんと足音で近付いて来るのが背後からでも感じる。


「………」


あたしはただただ無言で、先輩が職員室から出て行くのを待つ。


…が。


ポンポンと肩を誰かに叩かれて、ビクッと叩かれた肩が震えた。





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