ずっと続く青空の下で





ゆっくり振り向くと、目の前には真顔の千葉先輩。


「……おはようございます」


複雑な気持ちを抱えながらも、作り笑いを浮かべて挨拶してみる。


だけど、先輩から言葉が返って来なかった。


無言で扉を開けて出て行く姿を、あたしはジッと見つめて…何処か気持ちが溢れ出して気付けばあたしは廊下を歩く先輩を呼び止めた。


「先輩!」


「………」


「千葉先輩!!」


「………」


無視し続ける先輩に、あたしの中の何かがプチッと弾ける。


走って先輩の目の前で立ち止まり、通せんぼ。


「無視しないでください!」


「…おはよ」


やっと返って来た挨拶に拍子抜けしたが…そんな事どうだって良い。


あたしはキッと先輩を睨み付けると、先輩も対抗して睨み返してきた。


不良に立ち向かった経験がないので、すごく足が震えそうだ。


だけど。


「ちゃんと授業出てください!先輩!」





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