ずっと続く青空の下で
こんな事、あたしみたいな奴に言われたくないはず。
ましてや後輩のあたしが…
ドクドクとうるさい心臓に負けそうになるが、先輩をこのまま放ってはいけない。
「何でお前に言われなきゃ…」
「知ってます!あたしだって真面目に授業出て先生の話をきっちり聞いた事なんてないです!…けど、先輩には諦めてほしくないです」
震えそうになる声をがむしゃらに堪えて、気持ちの勢いだけで言い切った。
何故か息が荒いあたしは…きっと物凄くダサくて必死。
そんなあたしを見た先輩の顔は、少しずつ普段の表情に戻っていった。
最終的には、プッと笑いを吹き出している。
「わ、笑わないでください…」
「後輩に引き止められるとか、俺も情けねーな」
つい、怒りが浸透して最悪殴られるのかとヒヤヒヤしたが…意外に聞き分けの良い人なのかも知れない。
「…先輩、留年だけは避けましょう」