身代わり王女に花嫁教育、始めます!
これまでに比べ、リーンが少し若く感じた。

どうやら、普段のリーンはもう少しくだけた言葉遣いをするようだ。その幼さが美しさと相まって、新たな魅力となりサクルの心を揺さぶる。


「そうか……そんなに、私のことが好きなのか?」


問われたまま、リーンは素直にうなずく。

そんな彼女にサクルは一歩近づいた。顎に手を添え、リーンに上を向かせる。


「なら、私の言うとおりにできるな」

「それは……はい」

「いいだろう。では、愚かな行いは二度としないと誓え」


一度閉じたリーンの瞳がパッと開き、サクルを見つめた。


「……誓う代わりにお願いがあります」

「なんだ?」

「もう一度、口づけをしていただけますか?」


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