河のむこう
「お前、ウソつけないタイプだろ?はーっ、おっかし・・・」
涙目になってまで笑ってる・・・
そんなに笑わなくてもいいじゃない・・・!
「わっ、笑わないでよ・・・」
「わりぃわりぃ。お前といると、たいくつしねぇな・・・。」
にこっとあたしに笑いかける。
その顔はこどものようで、とても、かわいかった。
きゅんと、胸がしめつけられる。
「お前となら、この世にかえれそうだな。 うれしいよ。」
また、無邪気な顔で笑う。
その顔・・・反則だよ・・・。
「いいよ。あんたとなら。」
あたしは言った。
男性が、あたしの手をにぎる。
冷たいけれど、こころがあったかくなる気がする。
「・・・よろしくな。」
「うん。」
あたしたちは、ここで愛をみつけることにした。