†蝶鬼鈴†



紗枝が出ていった後、私はヘナヘナと座り込んだ。



『はぁ。違うって言えなかった…』


私のばかっ………



きっと、今も紗枝は沖田さんにアタックしてるんだろうな…。



それに比べて

私ったら。いったい何してるの。



気持ちに気づいてから何も変わっていない。



本当っ…

駄目だな私ってば。




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