†蝶鬼鈴†

千華と幹部のいる部屋へと向かう。


「近藤さん、千華です。失礼します。」



「千華くんか、どーぞ。」

私は、千華に続いて入った。

私を見て。驚いていた。


「…体は大丈夫かい?」
近藤さんが、心配そうに聞いてくる。


私は、小さく返事をした。


「すまなかったね。これから君はどうするかい?」

「自分を探しに行きます。」


私は静かに言う。
しかし、その答えに誰もが、疑問の顔をした。
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