太陽の竜と闇の青年
「マランさぁ何でもかんでも人に頼ったらダメなんだよー?」


「いっつもいっつもそういう風にいって迷惑になるんだもん。絶対嫌だよ」


故があれあれぇ?と声をだした。


「ルウ殿もフウ殿もマラン殿を信頼していたんじゃないのか?なのにその扱いって……」


「あぁそれとこれとは関係ない」


「旅にだけは連れていっちゃダメだよ」


「この前僕のお金かなり借りてったしね」


「あぁそうそう。私のもだよね」


「「あれどうしたの?」」


私とフウに追いつめられたマランの頬からは一筋の冷や汗が流れた。


「あ、遊ぶのに使った……」


弱々しくなったマランをみて、私とフウはニヤァと笑う。


サクラもラカも苦手な笑みだった。


「へぇ……遊ぶ、ねぇ……」


「どうせ女だよね?」


「あれ?私は武器を買うためって聞いてたんだけど」


「僕は装具を買うためって聞いてたんだけど」


「「どういうこと?」」


マランの額からはとうとう脂汗まででてきた。


「いや、あれは……」


「あぁそれから金粒2枚」


「きっちりと……」


「「返してくれるんだよね?」」


マランはガクガクとふるえ始めた。


「えっと……それがだなぁ……」


「「ん?なぁに?」」


ニッコリと笑う私たちをマランは目をパチパチさせながらみた。


「借金で全部使っちまってよぉ……。今は無一文なんだよぉ……」


その瞬間、フウの殴りがマランの頭の上に落ちた。


「いってぇぇぇぇぇ!!」


「そんなことだろうと思ったよ。どーせ、一緒に旅するのもお金がないからでしょ。一緒に行けばお金の心配しなくてもいいもんね」


冷たくいった私にマランはすがりついてきた。


「頼むよぅ……。旅費もまったくなくてよぉ、歩くのも疲れるだろう?だから、昔みたいにハヤトに乗せてくれよぉ……」


私がやんわりとほほえんであげるとマランの顔が輝いた。


「まさか……」


「絶対嫌」


ニコッと笑って即答すると、マランはガクガクと椅子からスベリ落ちた。


「っ~~~とに、お前等は恩返しっつーのはできねぇのかねぇ……」


私とフウはニコニコと笑っていった。


「まぁ、でも、フィンドのこともあるし……」


「何百年って生きているからマランの知恵も必要になるだろうから風国までならいいよ」


その言葉にマランの目がランランと輝いた。


「フウちゃん、ルウちゃん、やっぱり君たちはいい子だよぉぉ!!」
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