太陽の竜と闇の青年
グシャグシャと髪を撫でられたから、パサッと私とフウのターバンが落ちた。


それと同時にマランの行動がピタリと止まる。


「お前等……」


私とフウはターバンを拾いながらマランの言葉を遮った。


「うん。まぁ、できちゃったものは仕方ないよね」


「はは。まぁー……風国の人たちならわかってくれると思うけどねー。他の国ではどうだか……。たとえばホら、ね?」


フウが指さした先には驚愕の顔になったタタラとアカツキがいた。


「リュウノタミダ……」


「タイヨウノシセイ……」


私とフウは小さく笑ってターバンを巻き直した。


それをみたマランは煙草をポケットから取り出した。


「あ、ごめんマラン、煙草なら外で吸ってくれない?私たち煙草のにおい苦手だから……」


マランは、ほいほぉーいと言って私たちに手を振ると、家からでていった。


なぜか……。


「あれ?壱も行くの?」


壱も家からでようとしていた。


「あぁ。ちょっとドクター・マランに聞きたいことがあってな」
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