太陽の竜と闇の青年
ルウたちの背中を見送っていると、テルが声を発した。
「風国が寂しくなりますね」
僕はフッと笑った。
「そうだね。ルウは騒がしかったから」
テルは微笑を浮かべた。
ルウみたいな柔らかい笑顔で。
「でも、そのおかげで私たちは笑えました。ずっとずっと笑っていられました」
僕はテルの手を握った。
「うん。そうだね。僕も……そうだったよ」
テルは僕の顔をのぞき込んだ。
「悲しいんですか?ずっと一緒にいた方と別れるのは」
僕は困ったように笑った。
「どうなんだろうね。曖昧だよ」
テルは僕をジッと見つめて小さく笑った。
「そうですか」
「うん」
本当に曖昧だった。
悲しい気持ちもあったけど、うれしい気持ちもあった。
それに……なぜか不安もあった。
行ってらっしゃいをするときのルウの顔が、一瞬だけあまりにも虚しくなって……。
その顔をみた瞬間、嫌な予感がした。
あれはいったい何なんだろうか。
「でも、ルーちゃんは大丈夫ですよ。確かに不安な部分もあるけど、壱さんがついているんですから」
……そうだ。
ルウには壱がいる。
誰よりも強くて、僕よりもルウのことを知っているであろう壱が。
行ってらっしゃい。
ルウ。
そして、絶対にまた会おう。
「風国が寂しくなりますね」
僕はフッと笑った。
「そうだね。ルウは騒がしかったから」
テルは微笑を浮かべた。
ルウみたいな柔らかい笑顔で。
「でも、そのおかげで私たちは笑えました。ずっとずっと笑っていられました」
僕はテルの手を握った。
「うん。そうだね。僕も……そうだったよ」
テルは僕の顔をのぞき込んだ。
「悲しいんですか?ずっと一緒にいた方と別れるのは」
僕は困ったように笑った。
「どうなんだろうね。曖昧だよ」
テルは僕をジッと見つめて小さく笑った。
「そうですか」
「うん」
本当に曖昧だった。
悲しい気持ちもあったけど、うれしい気持ちもあった。
それに……なぜか不安もあった。
行ってらっしゃいをするときのルウの顔が、一瞬だけあまりにも虚しくなって……。
その顔をみた瞬間、嫌な予感がした。
あれはいったい何なんだろうか。
「でも、ルーちゃんは大丈夫ですよ。確かに不安な部分もあるけど、壱さんがついているんですから」
……そうだ。
ルウには壱がいる。
誰よりも強くて、僕よりもルウのことを知っているであろう壱が。
行ってらっしゃい。
ルウ。
そして、絶対にまた会おう。