太陽の竜と闇の青年

「え?マランから手紙?」


僕が身を乗り出してテルに訪ねると、テルは小さくうなずいて手に持っていた白い封筒を僕に差し出してきた。


「うん。なんだか急用らしくて……特急便できてたの」


どうでもいい話だけど、テルは僕に敬語を使わなくなった。


それは夫婦になったからなのだと思うけど、斬新で未だに慣れていない。


そんな僕をみるのがテルは好きらしい。


この前そういう風に言っていた。


僕はテルから手渡された封筒を素早く切って、中に入ってある紙を読んだ。


そこには筆まめらしかぬ殴り書きが書かれてあった。


マランはあの顔で意外と筆まめなのだ。


毎回手紙はきっちりとびっしりと書いてくる。


だから、マランの殴り書きには正直驚きを隠せなかった。


「今すぐに大国に来い!ルウも連れてこい!」


……?


僕は手紙を読んで首を傾げた。


「……大国に?」
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