愛いっぱいCHU

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いつもと変わらない廊下・・。

いつもと変わらない扉・・。


先生と過ごした時のままのこの化学準備室・・。


ここには思い出がいっぱいある。

校内のどの場所よりも。


私は何をするわけでもなくただ扉をあけてその場に立ちつくしていた。

360度見回す。

端から端まで思い出だらけ。

あそこの本棚の前でケンカした。

あそこの窓の横で笑い合った。

あそこの机の前でキスをした。


この扉の向こうで、肌を重ねた。


先生が好きだった・・。

同情で抱かれたこともあった。

それでもうれしかった。


だけど、この扉の向こうで抱かれた時は幸せだった。


先生に最後に抱かれた時は、自分の中に確かに愛という思いが芽生えていた。



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