愛いっぱいCHU
優ちゃんの気持ち・・ちょっとずつ純平くんに届いていってるんだね・・。

大丈夫。

私のことを好きだと言っていた彼よりも優ちゃんと手を繋いでいた彼の方がはるかに恋をしている顔だったよ。

そんな後輩の幸せな未来を想像しながら足を進めた。



『ねぇねぇ・・さっきのって・・』

『みた?みた?』

『ってゆうか、あれってさ・・』


・・・・??

なんだろ・・?

なんか校門前がザワついてるような気が・・。

しかもこのめでたい日に異質のザワつき方・・。


私は気になってみんなと同じ方向に進んだ。



・・・やっぱ校門前だ・・。


人がいっぱいで何が起こってるのかわかんないなーー。

私はこっそり人の間をすり抜けていった。


え・・・とぉ・・・・。


・・・ん!?



・・・・ええっっ!?
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