先輩へ… 16年後のラブレター
そして、私も高校を卒業。

先輩の住む街にある病院の医療事務員として就職。

仕事帰りに先輩に会いに行くようになった。

職場は駅の東口、先輩の家は西口。

歩いて20分程で着く距離になった。

高校卒業前の2月半ばに車の運転免許も取ったので、休日には母の車を借りて先輩の家に向かうこともあった。

先輩の家は食堂をやっていて、私もお昼ごはんを度々ご馳走になった。

お料理はどれも美味しく、会社勤めの私の父とは違って家で仕事をすること、特に、人のためにお料理を作る仕事なので、すごいなーと思った。

また、先輩のご両親やおばあちゃんも私のことを可愛がってくださり、船に乗せてもらって釣りに行ったり、筍掘りに連れていってもらったりと、楽しく過ごさせていただいた。

犬のハッピーも私になついてくれていた。
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