☆彼女は妄想中☆

車を走らせてから5分位経ったとき、メールが入った


信号待ちの時にすばやく開いて確認だけする


「え〜・・・そんなぁ・・・」


思わず口からでる言葉は溜め息と一緒に私のショックな気持ちを表していた


『佐上コーチは私達の車に乗って行くから玉谷コーチだけお願いします♪』


せっかく楽しみにしてたのに・・・期待ハズレもいいとこだよ

でもよくよく考えると素敵なコーチを先輩ママ達が放っておくわけがないんだよね。


ちょっぴり期待してしまった私はこの日のために新しい服まで用意してしまっていた。

今年流行りのシャーベットカラーのトップスにパンツ、、、無理だし有り得ないけど佐上コーチに『可愛い』って思われたくて用意したものだった



居酒屋に着いたら佐上コーチは先輩ママに囲まれて話すチャンスもないだろうな・・・・・


膨らんでいた期待を胸にしまい込み、少しだけでもトキメキを味わえた事をラッキーだと思って玉谷コーチだけが待っている場所に車を走らせた





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