☆彼女は妄想中☆

待ち合わせ場所に着いたけど玉谷コーチの姿はなくて、とりあえず待つことにした。


あ〜、、本当憂鬱・・・

玉谷コーチと車内で二人なんて何話していいか分からないよぉ


この谷底にでもいるかのように激しく落ちているテンションをどうにか持ち上げたくて、携帯の画面を開いた


待受にはこの間の大会の陽達の集合写真。
左端に小さく写る佐上コーチを見つめた


佐上コーチってなんでこんなに私のストライクゾーンど真ん中なんだろう


顔もそうたけどこのスタイルがたまらなく好き、、、

程よい筋肉と、暑くて滴る汗をシャツの裾で拭いた時に見える腹筋。

サッカーで焼けた小麦色の肌もなにもかもが眩しいよ・・・・



「一回でいいから触りたい・・」


結婚前は男の人に対してこんな事思わなかったのになぁ


男の身体をセクシーに感じるなんてことなかった


それなのに今は綺麗とさえ感じてしまうのは私が男に免疫がなくなったせいなのかな。


小さい佐上コーチを見て溜め息を漏らしてたら車の窓ガラスをコンコンと叩く音がした



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