君の隣、予約中。

*12月6日

私は重い足どりで学校へ向かった。颯斗とは別のクラスだが、嫌でも顔を合わすだろう。

彼氏の蒼太と上手くいっていないせいもあって足が石みたいだ。

しかし、行かなくちゃ授業に付いていけなくなる恐れがあるからどうしようもない。


私はいつも通りにA組のドアを開けるとアイツがいた。視線がぶつかる。

颯斗は私を見るとニヤリと笑った。
私は焦りと羞恥でその場から動けなくなっていた。

颯斗が私に歩み寄る。
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