Your Voice -同じ青空の下で-
「遅れてすまんな〜」
そう言った陽の後ろには、廉もいた。2人の両手にはたくさんのビニール袋がぶら下がっていた。
「何で遅くなったの?もしかして道に迷った〜?」
私が廉に聞くと、
「いや〜、かわいい女の子を口説くのに時間がかかってな〜」
と、少しおどけたように言った。
「ちょっと、最悪〜。あり得ないんですけど!」
「しゃーねぇじゃん。スーパーの前にすんごい美少女がいたんだからさ」
ほら、と言って廉は誰のか知らないメアドが載っている紙切れを見せてきた(この紙切れは昨日のものです)。
陽はというと、少々呆れたような表情で笑っていた。
2人から袋を受け取ると、夕飯を作りにキッチンへ戻った。