桜舞い散る夢綴り

入隊試験


あの後、袴を借りて着流しから上は黒、下は白の袴に着替えて土方がいるであろう道場へ沖田さんと向かった。


道場へ着くと、稽古してたであろう隊士達に視線を向けられた。


その中には、先ほど会った土方アンチキショーが怖い顔して睨んで来ている。


俺、何かしたか?

沖田さんは理由を知っているらしく、俺の横で笑いをこらえている。


「沖田さん。何で俺は見られてんですか?
しかも何で土方アンチキショーは俺を睨んでんですか?」

「えっとですね、見られているのは珍しいからで、土方アンチキショーさんは今言った呼び名が気にくわないのと、三馬鹿がうるさかったからじゃないでしょうか?」


おい、八つ当たりもまじってんのかよ。人に当たるんじゃねぇよ馬鹿。


と心の中で思ってたつもりが、


「風宮さん。全部声に出てます。」


………………え?


「あー、ごめんね。
つい、口から出ちゃった。」


「てめぇ、そこに直れ。俺が直々に斬ってやる!」


「………やだ。てか、入隊試験するんじゃねぇの?あんた上の役職じゃないの?冷静になったら。」


ここぞとばかりに馬鹿にしてやる。
あー、何かいじると面白いな土方。



「チッ。おい真ん中開けろ、これから入隊試験を行う。」


そう土方が言うと、真ん中が開いて試合ができるようになった。



相手は誰かな〜とのんきに思っていると、土方がとんでもない事を言い出した。










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