sleepy princess and arouse prince
翌朝、俺たちは七人の子人達にお礼を告げ、王妃の城に向かった。
ここからは近い、道も知っている。
ただ、ボロボロで勝てるかどうか不安でいっぱいだ。

「王妃は魔女です。なので魔術師は光を中心に攻撃を」

「じゃあ、カイトしか使えないねえ」

「アルルシスも使えます。大丈夫ですよね?」

「えぇ。ただ格闘中心になりますよ?師匠」

あらゆる作戦を話し合っていた。
俺はよく分からないから聞いているだけ。
それに白梅だけでしか戦えない俺の意見は無用だろう。

カイトは話しをまとめ、皆に慎重に、と指示した。
そして、森の中からやっと出た、と思った瞬間、

「白雪姫を助けに行くのかい?坊や」

「あらあらジキルにハイド、そこで何をしてるの?」

「黒桜にサジタリウス‥!」

目の前に女性と少女が立っていた。
どうやらジキルとハイドの仲間のようだ。

「私は黒桜、王妃隊の一人よ」

「あたしはサジタリウス」

黒髪に眼帯、はだけていて胸元が開いた着物、彼女、黒桜は日本人だな。
ピンク色の髪に、黒いゴスロリ系の服、少女サジタリウスはモップを片手に戦うつもりだ。

ハイドはざっとジキルの前に守るように立った。

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