好きだと言えなくて

泣きながら、しばらく歩いてふと気がついた。

あたし・・・どこ歩いてるんだろ・・・
もしかして、道に迷っちゃった?!
どうしよう・・・

どこを歩いているのかわからなくなって、急に怖くなったあたしは、その場から動けなくなってしまった。

俊ちゃん・・・助けて・・・

携帯を手にして、俊ちゃんに電話をかけようとしたあたし。

ダメダメ・・・また彼女が勘違いしちゃう・・・
俊ちゃんに迷惑かけちゃう・・・

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