桜姫


「……土方さん、だらしないですよ」


沖田が我に返り土方を見た。


その後も、全員我に返り、真剣な表情を見せた。



「……迷ってんだよ。


四国屋が本命か池田屋が本命か…」



確かにそうだ。


「池田屋よりは、四国屋の方が確率は高いで」


急に黒い物体は喋りながら2体上からおって来た。


『島田…』


「おう。島田魁。よろしく」


黒いモノに覆われた顔を出した島田は、人懐っこい笑顔を向けて来た。



「そうか……ご苦労。」


「いえ。仕事やさかいな。


またもどって来ます」


山崎と島田は、顔の布を一瞬取って礼をしてまた布を被り上に消えた。



……忙しい奴だな…


私は早技に感心しながら可哀想にも思えた。






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