c-wolf
僕たちの出会いは、決して綺麗な形ではなかった。
日溜まり暖かさなどは無縁の場所。
薄暗くよどんだ空気が漂う路地の端で、小さくうずくまっていたモノ。
それが僕だった。
冷たい雨に打たれ弱っていく命。
血だらけで体中に酷い怪我を負った僕は、衰弱しきっていて、意識も朦朧としていた。
雨音が響く中、僕だけが世界にポツン、と置いてかれているような気がした。
そんな僕の前にCは暫く立ちすくんでいた。
けど、僕を出来るだけ丁寧に抱えあげて、ここまでつれてきてくれた。
後でCに聞いてみたら、Cは「なぜか分からないが、お前を放っておけなかった」と言ってくれた。
そして告げられた、世界を変えるということ。
その差し出された手を僕は握ったんだ。
その瞬間から僕の中にある”人殺し ”という歯車が動き始めた。